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テンプル大:新校舎を昭和女子大に、日米大学が同一のキャンパス

2017/06/06

 昭和女子大(世田谷区)と米国ペンシルベニア州立テンプル大の日本校であるテンプル大ジャパンキャンパス(港区、以下TUJ)は6月5日、昭和女子大がキャンパス内に新校舎を建設し、TUJと共有することで基本合意した、と発表した。これを報じた朝日新聞(6/6)によれば、TUJは2019年9月に全学部・プログラムを新校舎に移転する計画で、日米のキャンパスを同一敷地内に置くのは日本初という。

 昭和女子大は「教育の質を高め、グローバルに通用する人材を育てたい」としている。昭和女子大はキャンパス西側に新校舎や体育館などを約70億円かけて整備。そのうち6階建ての新校舎、のべ床面積約9000平方メートルをTUJが借りる。カフェテリアや学生ラウンジ、スポーツ施設、図書館もTUJと共有する。両大学は昨年6月に単位互換協定を結び、これまでに昭和女子大の延べ19人の学生がTUJの授業を受けたという。港区から移転するTUJは学部生約1100人、大学院生約300人が在籍し、学部生の6割以上が欧米を中心とした外国籍。近年、学生数の増加により、キャンパスが手狭になっていたという。

 

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