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近畿大:奄美大島の瀬戸内町と協定、地域振興へ包括連携

2017/07/04

 近畿大と鹿児島奄美大島の瀬戸内町は6月3日、産業や環境、教育などさまざまな分野で連携を図ることを目的に、包括連携協定を締結した。これを報じた南海日日新聞(7/4)によれば、町の豊かな自然環境や文化、歴史と、大学の知見を生かしたまちづくり、人材育成に取り組む。同町が大学と包括連携協定を結ぶのは3例目。近畿大は瀬戸内町にクロマグロ養殖などを行う奄美実験場を有し、これまでも水産業の指導、支援を行う一方、町は近畿大相撲部の合宿受け入れなどで連携してきた。

 協定は昨年7月、町が大学側に「水産業以外でも持っているノウハウ、人材を生かして町の活性化を」と提案し、実現した。近畿大は同町のほか、全国15自治体と協定を結んでいる。今後は、産官学連携による農水産業の6次産業化、国立公園内の海洋環境と産業の調和、地方創生を志す若者の教育―の3本柱で、新商品開発や世界自然遺産登録へ向けた活動、町内事業者へのインターンシップなどを計画している。

 

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