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慶應義塾大:浦和共立キャンパスの植物園、3~11月は無料で開園

2017/09/03

 2008年に共立薬科大と合併して誕生した慶應義塾大の浦和共立キャンパス(さいたま市)には、薬科大時代から半世紀以上続く付属薬用植物園がある。これを報じた毎日新聞(9/3)によれば、漢方薬の構成生薬となる植物をはじめ700種類以上を栽培。漢方や薬草への関心が高まる中、冬季を除き平日に無料開放されており、大学側は活用を呼び掛けている。

 南西側の出入り口から中に入ると、シソの香りが漂ってきた。生薬名はソヨウ(蘇葉)。この香りの成分がせきやたんを鎮めるなどの薬効に関係しているという。植物園は約3500平方メートルでテニスコート13面分ほど。野外に約530種類、温室(85平方メートル)やバックヤードを含めると700種類以上。同大薬学部の教育施設で、実験材料も育てている。植物ごとに札が立てられ、和名と学名、科の分類、主な薬効などを記載している。開園は3~11月の月~金・午前9時半~午後4時(不定期に休園日あり)。問い合わせは048・878・0469へ。

 

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