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関東学院大:町工場と連携して学生たちが企画コンペ、最優秀賞作品は商品化へ

2019/03/14

 関東学院大人間共生学部共生デザイン学科で、東京都大田区の町工場の技術力を活用した商品企画コンペが行われ、入賞作品に対する表彰式が220日、同大の横浜・金沢八景キャンパスで開かれた。35日付の同大ホームページによると、今回、最優秀賞を受賞した作品は、大田区役所などが地元で長年愛される逸品や技術力を活かして生み出された製品・商品を選定する「大田のお土産100選」への入選を目指して商品化を進める予定。

 この取り組みは、同大と、機械部品の製造などを行う株式会社三陽機械製作所(本社・東京都大田区)とのコラボレーション企画として20184月にスタート。学生たちは同年7月、同社の工場で担当者にレクチャーを受けながら、金属製品の加工の過程などを見学。学生それぞれが加工技術を活用した商品企画を検討し、11月にはプレゼンを実施。同社の全従業員による投票を経て、16作品の中から最優秀賞など5作品が選出された。式典では、三陽機械製作所・黒坂浩太郎代表取締役がアイデアを企画した学生たちに表彰状などを授与。最優秀賞を受賞した作品は、バネを活用して簡単に刃を隠すことができるカッターで、使用しない際は置物としても利用できることを想定している。このアイデアは今後、具体的な商品化に向けて設計・加工を進め、大田区の「大田のお土産100選」にエントリーされる予定だ。

(大学HP:http://univ.kanto-gakuin.ac.jp/index.php/ja/home/news/news/2328-2019-2-28-1.html

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